ヒストリエとリューシカ・リューシカ

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    ヒストリエ(7) (アフタヌーンKC)
    ヒストリエ(7) (アフタヌーンKC)岩明 均

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    リューシカ・リューシカ(3) (ガンガンコミックスONLINE)
    リューシカ・リューシカ(3) (ガンガンコミックスONLINE)安倍 吉俊

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    本日発売という以外に全く共通点がない、2つのコミックですが、どちらも私が追いかけている作家さんの新作ということで。
    考えてみれば、古くは諸星大二郎に始まって、私が追いかけているのはいずれも寡作の人ばかり。
    おかげでお財布が軽くなるスピードは緩和されますが、いつも乾いている状態ですね。

    『コクリコ坂から』の感想(ネタバレ注意)

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      JUGEMテーマ:漫画/アニメ

         本日、『コクリコ坂から』を見てきた。監督があの宮崎吾朗ということで、『ゲド戦記』の凄まじいまでの出来から、かなりの不安があったのですが、やっぱり自分はジブリ好きだなあと思った次第。
       
       脚本が御大の宮崎駿と言われても、不安感はさりません。
       何しろ、宮崎駿が天才的なのはアニメらしい動きとか、紛れもないアニメの空間なのにリアリティを感じる不思議な空気感とかにあり、はっきり言って脚本はかなりグダグダ。 『ラピュタ』は名作中の名作だと思いますが、最後に「バルス」はちょっと安易じゃない、というのが正直な感想だったりします。

       しかし、『コクリコ坂から』がスタートして5分も経たないうちにすっかり引きこまれてしまいました。
       宮崎アニメの日常シーンのあの浮き立つような楽しいリズム感とかは無いのですが、普通のアニメのレベルはクリアしていて、例えば『星を追う子ども』や『宇宙ショーへようこそ』の日常シーンと比べても、特に劣るところがありません。
       つまりは、アニメの王たるジブリの過去の名作(トトロやラピュタ)に比べると、特徴は薄いかもしれませんが、十分に金を取れる内容になっているということ。
       
       御世辞にも緊張感のあるとは言えないテンポやディテールも、アクション大作を目指していたゲドとは違って、このコクリコ坂では気になりません。むしろ、のんびりしたところが、良い空気だったと言えるほど。
       なんといっても、陳腐だったキャラの動きが、キチンとしたものになっていたのが大きいですね。
       特に大人数でカルチェラタンを大掃除するシーンは楽しかった。

       宮崎吾朗監督はアニメに関しては全くの素人と思っていたが、これだけ作れれば上出来でしょう。
       或いは、今回は自分で動き過ぎずに、ジブリの手練のスタッフに任せるべきところは任せる、プロデューサー的な監督法をとったのかもしれません。
       こうした手法だと作家性は薄くなりますが、まあ作家性だけで「客を呼べる」監督ってアニメだと宮崎駿か庵野秀明ぐらいで、最近では押井守でも厳しいかも……という時代なのだから、作家性にこだわる必要もないでしょう。
       
       むしろ、TVアニメですが、個性が強くて、手練のスタッフを纏め上げて、ひとつの作品に仕上げるのが得意な新房昭之の方向性を目指すのが、宮崎吾朗監督にとって良いのかも。
       まどか☆マギカあたりは、脚本の虚淵玄の力が大きいのですが、その虚淵も別にシャフトの人間じゃないですし。

       宮崎駿監督は、あまりに自分の個性が強すぎて、せっかくの細田守を活かすことが出来なかったのですが、吾朗監督ならそれを打ち破って、ジブリブランドで集客をしつつ、日本のアニメ界の才能をうまくまとめて作品にしていくことが出来るかも……。
       まあ、あまりにゲドが酷かったので、今回がマトモだっただけで、バイアスがかかった評価をしすぎなのかもしれませんけど。

       


      不全世界の創造手の感想

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          酷いネタバレがあります。
        ご注意。

         

         

         

         小川一水の作品。
         これまで、小川一水といえば『第六大陸』を読んでいますが、基本的には、この作も『第六大陸』も同じ。要はテクノロジーの進歩で、人類はより豊かな世界を手に入れることができるという楽天主義に彩られた思想を元にしています。
         アーサー・C・クラークも同じ思想で作品を書いていて、クラークの作品は人間が書き割りの登場人物みたいで生きていない(リアリティがない)という批判をうけていますが、小川一水に関しても全く同じ批判が当てはまるような気がします。
         しかし、クラークの特に『楽園の泉』で顕著なのですが、その書き割りのような技術者が登場するものたがりは実に面白い。宇宙にポッカリと浮かぶ円筒形のラーマ(宇宙のランデブー)や、天まで一直線に伸びる宇宙エレベーターなど、絵が頭に浮かぶようで、いずれも大好きな作品です。
         むしろ、晩年になって他の作家と共作した作品は、ちょっと生臭い人間模様も描かれていて、科学解説書を物語仕立てにした前述の作品と比べて、文芸作品としてはレベルが上がっているのですが、これが全然面白くない。クラークの本質は人間を書かないことにある、とすら思っています。

         小川一水も同じようなスタンスに居るはずなのに、何故かこちらは人間が書けていないことによるリアリティの欠如がすごく気になります。

         『第六大陸』では何がいけないのか、よく分からなかったのですが、今回の『不全世界の創造手』を読んで、はっきり分かりました。
         性善説に基づく登場人物たちが、夢のテクノロジーを駆使して世界を変えていく物語なのに、その変わるべき世界が何だか変に生臭くて、しかも「ちょっとそれはないだろう」とピントがズレている点があるということです。

         アメリカを主体とする資本主義経済の先進国は知的財産権を非常に大切にしていて、GATTからWTOへと貿易の枠組みを変えたのも、ひとつには知的財産権を守るため。GATT(貿易と関税に関する一般協定=単なる協定)からWTO(世界貿易機関=固有の組織を持つ機関)という強力な存在へとヴァージョンアップしてまでも、知的財産権を守り(誰から? もちろん激しく追い上げてくる途上国から)、それが同時に自分たちの経済的優位を守るという枠組みを作っていこうとしているのです。
         そのアメリカを元にしたお金持ちグループ(西欧先進国)がGAWPという、誰かから無理矢理でも特許を取り上げて、皆に配る、というような組織を作るわけがない。
         主人公の開発したテクノロジーは驚異的なもので、もちろんアメリカはこれを欲しがるだろうと思うが、そのために弄する策はもっと違う物になるとおもう。

         この一事でこの物語のリアリティは決定的に損なわれている。ましてや、アメリカ(裏で糸をひくWARP)に追い詰められた主人公達は中国に活路を求めて、中国籍の会社を作って自分たちの発明品をさらに世界に広めていくという展開に至っては、めちゃくちゃとしか言いようがない。
         中国のような人治国家(法治ではない)が目の前に「金のなる木」を見せられて、しかもそれが自分の手の届くところにあったら、さっさと主人公達を排除して手に入れるに決まっている。
         


        涼宮ハルヒの驚愕 ネタバレ感想

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            涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)
          谷川 流 いとう のいぢ
          4044292108


           ついに発売された『涼宮ハルヒの驚愕』上下巻+小冊子の感想です。軽くネタバレ注意。
           さて、一読した感想は、決して悪くは無いんですけど、4年も待たされたほどではないよな、というもの。
           作者の谷川流氏にはひじょうに不利なことなのですが、この涼宮ハルヒというコンテンツはとにかくめちゃくちゃにSSが多くて、空白期間の間に無聊をかこつ熱心な読者はそうしたSSを割合に読んでいたりするということ。今更、谷川氏が何を書こうが、どっかで読んだような気がするのです。
           私は、そんなに熱心な読者ではないのだけれど、それでも小冊子に収められた前日譚は、そりゃ佐々木SSで似たような話しはいっぱいあるぞ、と思ってしまいました。  本編の感想のほうも、やっぱり「どっかで読んだよなあ」。
           もちろん、安定して面白かったし、キョンうざい、一人語り長い、とか何とか思いつつも、あの語り口は結構好きだったりします。
           でも、そうした感想を持ったのは、私が予めファンだったから、という面があります。  
           物語序盤でまたもや復活を遂げた朝倉さんや、分裂のウェイトレスさん姿での登場からいよいよ物語に本格的に絡んでくるのかと思われた喜緑さんは、結局モブキャラに近いような扱いで、これまで風呂敷を折り畳む役どころだった長門もあんまり活躍しないという構成は、正直どうなんだろう。
           また、解決編がなんだか安っぽいSFじみたところがあって、二人のキョンが融合するとか、空中に浮かぶ十字架に囚われたヒロインとか、そこだけ見てると子供向けだろこれは、とも思ってしまいます。 

          リューシカ・リューシカ

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            リューシカ・リューシカ(2) (ガンガンコミックスONLINE)
            リューシカ・リューシカ(2) (ガンガンコミックスONLINE)安倍 吉俊

            スクウェア・エニックス 2011-05-21
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            安倍吉俊さんの新作です。ウェブ配信されたものをまとめたもので、『ふたばと』と比べられるのはある意味、仕方が無いなあ、と思う作品です。
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            今回の作で特に印象的だったのは『なつのおわりをつげるもの』という作品で、リューシカのお父さんが初登場。
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            短編ひとつに登場しているのみでありながらかなりの存在感があり、せみを通して(おそらく)生まれて初めて「死」というものを意識した少女を見守るという役どころです。
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            安倍吉俊の作品では父親という存在はどう解釈して良いのか、ちょっと悩むところです。<br />
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            Lainは小中脚本なので、安倍作品とはいえないのかもしれませんが、アニメ版では母親と比べてかなり印象的で、特に偽りの家族が崩壊するシーンは何だか地面が崩れていくような不安感を与えます。またゲーム版では最初からお父さんは居ないのですが、レインが機械仕掛けのお父さんを作るシーンが何とも痛々しくて、印象的です。これは『ですぺら』にも引き継がれていて、むしろ小中千昭の父親観が気になります。
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            そして、ストーリーまで安倍カラーが溢れている、NieA_7や灰羽連盟では、父親は奇妙に影の薄い存在です。
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            特にNieA_7ではすでにまゆ子の父親は亡くなっているのですが、その影を求めてまゆ子が父親の愛用していたタバコの銘柄を買うというエピソードがあります。、元々ノスタルジックな存在である荏の花湯と同一の存在で、求めれど手の届かない存在なのでしょうか。
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            『星を追う子ども』の感想(少々ネタバレ)

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                新海誠の劇場用新作の『星を追う子ども』を今日、見てきました。
              軽くネタバレ有りの感想です。

              ですぺら

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                ですぺら(ロマンアルバム)
                ですぺら(ロマンアルバム)小中 千昭 安倍 吉俊

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                安倍吉俊、小中千昭の「ですぺら」がようやく単行本化されました。
                この企画は、アニメージュ誌上で連載されていたもので、大正電脳ダダイズム絵巻という設定。
                なんだか、よく分かりません。

                しかし、安倍吉俊さんの新作ともなれば、買わずに済ませるわけにも行きませんね。

                コップクラフト

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                  村田蓮爾氏のイラストが、かなり癖があるのだけれど、見慣れるとヒロインのティラナがすごく可愛くかけている作品。
                  内容は、作者の賀東招二氏がダイ・ハードのファンだと公言しているようですが、たしかにアメリカの刑事ドラマを思わせる内容です。
                  どちらかと言えば、ハリウッド映画よりも昔のテレビドラマのスタハチあたりを思い出します。

                  ガンスリ 13巻 間もなく発売

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                      GUNSLINGER GIRL 13 (電撃コミックス)
                    GUNSLINGER GIRL 13 (電撃コミックス)

                    ガンスリの13巻がもうすぐ発売になります。
                    表紙絵を見ると、誰これ? という感じですが、これでエッタちゃんとジョゼさんらしいです。
                    もう、まるで戦争マンガの乗りですね。内容もテロリストが占拠した原発へ乗り込むという、今の日本の状況からして洒落にならない展開なので、この表紙であっているといえばあっていますが。

                    傷物語が映画化

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                      JUGEMテーマ:漫画/アニメ
                        西尾維新の傷物語が映画化されます。
                      来年、公開予定。

                      この傷物語は、深夜アニメで大ヒットした化物語の続編にあたりますが、時間をさかのぼった話で、化のメインヒロインの戦場ヶ原さんは出てきません。
                      その代わり、委員長の中の委員長が大活躍。
                      吸血鬼の中の吸血鬼のハートアンダーブレードも活躍します。

                      化の第一話アバンで、この経緯を駆け足でやりますが、それをじっくりと大きな画面で見られると思うと、今から楽しみです。

                      羽川さんには、それなりにエロイシーンも用意されているし、これを読んだあとだと、なんで阿良々木くんは羽川さんと引っ付かなかったのか不思議になります。



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                      渡辺翔,角野寿和,Carlos K.,湯浅篤,原田卓也

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